画像出展:エルメス公式
今回はエルメスの歴史、評判や代表的なアイテムを紹介していきます。
エルメスを好きな人、購入するか検討している人はぜひ参考にしてみて下さい。
エルメスの歴史
1837年:エルメスの起源となる高級馬具の製造アトリエをオープンします。
画像出展:エルメス公式
初代ティエリ・エルメスは1837年に高級馬具の製造をする店をオープンし、おしゃれで機能性のある馬具を販売していました。
1880年:現在本店があるパリに移転します。
2代目シャルル・エミール・エルメスは、パリ万博で出品したサドルが金賞を受賞し、エルメスの名はヨーロッパ中に広まりました。
そして1880年に現在本店を構えるパリに移転しました。
1892年:のちのバーキンとなる「オータクロア」誕生
この時代フランスは自動車が現れ、馬具の必要性がなくなってきていました。
なので、まだ馬具の需要のある国外に馬具を輸出する一方で、エルメスはフランス国内で品質の高さを生かし、ファッションとしての革製品を販売しました。
1938年:不朽の名作「シェーヌダンクル」誕生
エルメスは1938年に、シェーヌダンクルと呼ばれる初のブレスレットを発表しました。
船と海底をつなぐチェーンをもとにできたブレスレットで、特徴的なT型の留め具とコマは、固い絆の象徴として知られています。
また、シンプルなデザインに加えて高級感と重厚感があるので、今でも根強い人気があります。
1961年:香水部門が独立するきっかけとなった香水「カレーシュ」を発表する
エルメスの大きなイメージのある香水が生まれたのは1961年です。この時にカレーシュと呼ばれる香水を発表しました。
女性向けの馬車から名付けられたこの香水は、エルメスの香水部門を設立させるきっかけでした。
1976年:カデナを目印とした時計「ケリー」を開発
エルメスは1976年に、今でも人気がある時計シリーズのケリーと呼ばれる時計を発表しました。
ヒマラヤバーキン
画像出展:ALLUオンラインショップ
エルメスのバッグの中でも最高峰と名高い「ヒマラヤバーキン」は、大型のクロコダイルを使った「ニロティカスマット」をさらに厳選して製品化したバッグです。
普通では超入手困難なことから、「幻のバーキン」と呼ばれています。
ここからは「ヒマラヤバーキン」の魅力と希少性についてご紹介します。
「ヒマラヤ」名前の意味
「ヒマラヤ」は染色を施していないニロティカスマットのことを言います。
世界最大のヒマラヤ山脈が語源で、ニロティカスの腹の白い部分は雪を表現していて、サイドの褐色のグラデーションは雪解けのヒマラヤ山脈をイメージしています。
エルメスが「ヒマラヤ」と命名してバッグを作ったことで、すぐにこの素材が有名になりました。
最近ではエルメス以外のラグジュアリーブランドでも「ヒマラヤ(ニロティカスマット)」を素材としたクロコダイル製品を続々と発売しており、どの製品の素材も「ヒマラヤ」と呼んでいるそうです。
ヒマラヤバーキンの魅力
ヒマラヤバーキンは中央が純白で、側面は褐色にグラデーションの美しいカラーで、人工で染色したのではなくニロティカスの個体そのものです。
なので、製品化できる条件は、白と褐色の部分が真っ直ぐ縦に揃っていることと、斑の大きさが均一にバラつきがなく美しく整っていることです。
そして革を鞣す工程で脱色を施し、ニロティカスの自然そのものの野生的なカラーリングから美しい魅力的な白と褐色のグラデーションに仕上げています。
エキゾチックレザー全てに言える事ですが、個体一つ一つが違う表情なので同じ模様のものが無く、唯一無二です。
染色を施さない「ヒマラヤ」はその個体の表情が製品の顔と言えるほど重要です。
エルメスでは厳選されたニロティカスマットの中でも、さらに選定して美しい斑模様のニロティカスマットだけを製品化しています。
なので、厳選して製品化された「ヒマラヤバーキン」は美しく、その希少性から持つ人に最上級のステータスと優越感を与えます。
ヒマラヤバーキンの価格
画像出展:KOMEHYOオンラインショップ
直営店で購入出来た人の口コミだと、国内定価は800万円から900万円と言われています。「ヒマラヤバーキン」を国内直営店で購入できるのは限られた顧客だけなので、一般客が購入できる可能性は低いです。
超入手困難の為、「ヒマラヤバーキン」の需要が高まり定価以上でも購入を希望する人が後を立ちません。
それ故に「ヒマラヤバーキン」は、定価の2倍ほどの価格でエルメス専門店やリユースショップで販売されています。
専門店やリユースショップの販売価格は状態にもよりますが、新品未使用では1500万円から2000万円という価格で売買されています。
まとめ
エルメスの中でも最高級であり、最高峰であるバッグ「ヒマラヤバーキン」は、限られたエルメスの超VIPでなければ購入することが叶わない最高の一品です。
その価値は、生産数が極わずかな為に需要と供給が全く釣り合わず中古市場での価格は上昇し続ける一方です。
運良く「ヒマラヤバーキン」に出会えることがあれば、それは間違いなく千載一遇のチャンスと言っても過言ではありませんので、ぜひ購入を検討してみて下さい。